SNSの光と影 2016 7 18 Marine Day

 トルコで起こったクーデター未遂は、
反乱軍側がSNSを活用できなかったのが、
失敗の原因であると伝えらています。
 昔だったら、
テレビ局とラジオ局を占拠すれば、
クーデターは、成功しました。
 しかし、今や、インターネットやSNSの発達で、
テレビの影響力は低下を続けています。
新聞の影響力も低下しているでしょう。
 平和な日本では、
インターネットやSNSが、
政治や軍事に利用されることはありませんが、
一方で、弊害が伝えられています。
 それは、若者の「SNS依存」です。
若者がSNSに依存しすぎて、
SNSが若者の時間を奪っていると思います。
 若い時は、大いに考え、大いに悩み、
さらに、孤独の時間も必要です。
 このようなことは、若者にとって、苦しいことかもしれませんが、
若者を育てる、いや人生を育てる栄養分となるのです。
 竹には、「節」がありますが、
もし、竹に節がなかったら、
ちょっとした風雨でも竹は倒れてしまうでしょう。
 しかし、竹は、節を作っている時は、
上に伸びることはできません。
成長することはできません。
それは、竹にとって、一時の苦しみかもしれません。
 さて、今の若者は、SNSで忙しくて、
新聞も本も読まなくなってしまったと言われます。
 しかし、新聞も本も読むという若者も少数ながらも存在します。
これが、将来において、貧富の格差や少数エリートの支配を招くのではないかと危惧します。
 今や、「20世紀の資本主義」と「21世紀の資本主義」は、大きく異なります。
「21世紀の資本主義」は、「知識資本主義」に移行しつつあります。

知識資本主義 knowledge capitalism 2005 5 7

 今までの資本主義は、
貨幣や土地、労働力が、資本となってきました。
 しかし、これからの資本主義は、
つまり、新しい資本主義は、「知識」が資本となるでしょう。

書名 知識資本主義(ビジネス、就労、学習の意味が根本から変わる)
著者 アラン・バートン=ジョーンズ
出版社 日本経済新聞社(2001年4月2日出版)
KNOWLEDGE CAPITALISM by Alan Burton-Jones

 「知識資本主義」という本は、
最近、ダイヤモンド社から、レスター・C・サロー氏の本が出版されていますが、
私は、アラン・バートン=ジョーンズ氏の本の方が、強い印象が残りました。
 この本の紹介文が、その内容を的確に表現していますので、引用します。
「貨幣や土地、労働に代わる最も重要な資本として、『知識』が急浮上している。」
「本書は、労働の供給よりも、知識の供給が重視されるようになることや、
社内外の知識を最大限に生かし統合させるうえで、
企業の所有や経営が変わらざるを得ないこと、
知識を手段とする個人にとって『学習』の意味が変わること、
新しい資本家の登場について説く。」





























































































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